sapporo_wanのブログ

愛犬peeさん(キャバリアキングチャールズスパニエル15歳)の日々の記録

混合ワクチンの話

ワクチネーションに関する太田記者の記事。

sippo(朝日新聞

犬の混合ワクチン、毎年必要? 世界では「3年以上間隔を」2018.07.28

https://sippo.asahi.com/article/11709569

 

ちょうどワクチンについて考えていたところタイムリーにTwitter のTLに上がってきた。

記事中に北里大獣医学部の宝達勉教授(伝染病学)のコメントで

「最近の研究ではコアワクチンのほとんどは、幼犬時に適切にワクチン接種が行われた犬であれば3年間有効という結論が出ており、最大7年間有効という報告もある。こうしたことから、再接種まで3年以上の間隔をあけるべきなのです。日本でも、機械的に毎年接種するのではなく、抗体検査を行ったうえで必要に応じて接種するという考え方を広めていくのが理想です」と宝達教授は解説する。

とある。

そうそう。欧米ではかなり前から3年間隔でいいと言われているのに、未だ日本では年一が当たり前。動物病院からも毎年ワクチンの案内がくる。10年以上前に"そう遠くないうちに変わる常識"だと思っていたけど、予想よりもかなりしぶといんだな。(製薬会社の企みか?笑)

ウチは基本的にドッグランには行かないし(どんな危険が起こるかわからないところには入れない。笑)、ホテルに預けることも一切ないので年一のワクチン証明は必要ないけど、ワタシみたいな人ばかりではない。感染症を防ぐことは専門家にとって絶対的義務ではあるけれど、"一年以内のワクチン証明"という縛りについては取扱業のみなさんも一考したらいいのにーと正直思う。

 

ウチは仔犬のときに3回、その後は1.5〜3年に1回のペースで接種してきたけど、12歳のお腹のオペ以来具合の悪いことが続き、そのときは4年以上の間隔があいてしまった。

さすがにちょっと不安になって抗体価検査をしてみたら、結果、抗体ほとんどなし。あわてて接種したという経緯がある。当時13歳。このときも決して本調子というわけではなかったので「いま打っておいたほうがいい」という先生の判断でリスクを下げて最低限の2種(パルボとジステンパー)を接種。おかげで現在も毎日散歩に行けている。ありがたい。

ウイルスは土壌で生き続け靴について飼い主によって運ばれるので、犬を家から出さなかったとしても抗体検査→抗体がついていなければ接種は必須。ジステンパーもパルボも発症してしまったら本当に助からないから。

あと1ヶ月でpeeさん15歳。もっと長生きしたらまたワクチン打たなきゃいけないかもしれないなー。なんて夢の話かな。笑

 

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こうしてお手紙が読めるのもワクチンのおかげ