sapporo_wanのブログ

愛犬peeさん(キャバリアキングチャールズスパニエル15歳)の日々の記録

東洋医学的には

季節に応じて、その季節の臓腑は特に養生しましょうというのが東洋医学の知恵。

たとえば

春は肝:陽の気が上がりやすい、頭にきやすい→てんかん発作、イライラなど

夏は心:暑さ→心臓、不眠など

長夏は脾:長引く暑さと湿気→胃腸障害、膵炎など

秋は肺:乾燥→呼吸器障害、皮膚疾患など

冬は腎:冷え→腎機能の低下、関節の痛みなど

その季節は特に→の症状に気をつける必要がある。(長夏は、夏の後半から秋のまだ湿度の高いときのことを言う) このあたりを踏まえて、体質と季節によって漢方を変えると病気の発症や進行の予防につなげられる。東洋医学はとても便利。

しかしpeeさんの場合、カラダの基本的な働きである五臓(肝心脾肺腎)全てにすでに問題が及んでいるので、年がら年中あちこちに気をつけていないといけない。何より、肝は心に、心は脾に、脾は肺に・・・と順番に栄養を送っているため全てがダメというのは最終段階。お年もお年なのでもう仕方ないとしか言えない。

キャバリアの遺伝性疾患として有名な後頭骨形成不全(キアリ様奇形とも言われたりする。実は結構いるらしいけど軽度だったり獣医の知識不足などで気づかれないことが多い)は腎虚だし、ほぼ全てに近いキャバが発症する僧帽弁閉鎖不全は心の異常。

心も腎も生命活動の中心なので、この二つが生まれながらに弱い時点で致命的な犬種。可愛らしさと引き替えに過酷な運命を背負わされたとしか言いようがない。(←キャバリア馬鹿?) 手の届かない話だけど、愛犬家的には遺伝性疾患の代表犬種みたいな今のキャバリアのまま繁殖させてはいけない犬種だと思う。(シリアスブリーダーさん頑張って。パピーミルはこの世から消えてw)

と、peeさんの様子を見ながら四方山話。深夜の多呼吸が2日続いている。さて、今日はどうなることやら。