sapporo_wanのブログ

愛犬peeさん(キャバリアキングチャールズスパニエル15歳)の日々の記録

動物病院の専門性

ワタシの初めての保護犬bee子。当時推定9歳。

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bee子を札幌市動物管理センター福移支所から引き出した帰り道、peeコのかかりつけがちょうどお休みだったので愛護ボラの先輩から教えてもらった北区の動物病院へ立ち寄り、ひと通りのメディカルチェックを済ませて帰宅。

家には先住犬peeコがいる。バックグラウンドが不明な保護犬は当分隔離が必要とはいえ、都合の良い部屋もなく結局リビングでサークルに入ってもらった。

で、これが甘かった。苦笑

ある日帰宅するとbee子がpeeコと並んでソファで寝ていてびっくり。扉を閉め忘れたかな?ともう一度サークルに入れると、ほぼ垂直跳びでらくらく脱走。bee子、キャバリアながら素晴らしい身体能力の持ち主だった。

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手前がbee子、奥がpeeコ。

 

我が家に来て3〜4日目くらいの出来事。とくに気になる様子もないし仲良くしているし、まぁいいかとなし崩し的に隔離解除。(まさにダメなパターン。苦笑)そして問題は2週間を過ぎた頃に起きた。

beeコがやたらとカラダを掻き始めたので再び北区の動物病院へ。特に原因は見つからない。プレドニゾロンを処方されひとまず様子見となる。

症状は改善しないままそのうちpeeコまで掻き始めたので2匹で受診。検査してもやはり何もみつからず。再びステロイドを処方されてますます悪化。これはダメだとようやく気づいた。

当時札幌で1軒しかなかった皮膚科を専門とする先生の病院を予約しながら、予約日まで数日あったのでひとまず近所の動物病院を受診。そこでもダニは出ず。初めての病院だったけどとても感じが良く聡明そうな女性の先生。皮膚科は日常的に通院するには遠すぎたので、事情を伝え皮膚科受診後の診療はこちらに引き継いでもらうことで話がついた。

後日、待ちに待った皮膚科受診。ひと目見るなり「あー疥癬(かいせん)だね」と先生。その後顕微鏡で確認して確定診断。検査で皮膚の表面を採取するんだけど、ヒゼンダニが潜んでいるのは角質層の下なので取り方と取る部位にもコツがあるらしい。

 

その後、ワタシにも疥癬トンネルができるという困難に見舞われるも適切な対処と処置で全員完治。笑

 

やっぱりオールマイティな動物病院の診療には限界がある、と痛感したのはこのときだった。ホームドクターはとても大事だけど、"状態が改善しない"ましてや"悪化した"ときは迷わずセカンドオピニオンを求めないと、最悪の場合取り返しがつかなくなる。

その後ワタシの度重なる引っ越しや専門性を求めた結果、現在までに訪れた動物病院は約30軒、獣医師の数だと80人くらい。大変お世話になりました。

 

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並べて撮ってみた。笑 まだまだある。