sapporo_wanのブログ

愛犬peeさん(キャバリアキングチャールズスパニエル15歳)の日々の記録

24日は我が家の保護犬beeさんの日

我が家の初代保護犬beeさん。享年推定11歳。お空に渡って24日でちょうど9年になった。f:id:sapporo_wan:20211225004753j:image

12月の寒空の下、ネグレクトの挙げ句に放置されたbeeさんはガリガリに痩せこけ(ハニさんの比ではない) 、札幌市内を放浪中に親切な市民の方からご飯をもらい、翌日警察経由で札幌市動物管理センターに収容された。

期限(12月23日)になっても当然アホ飼い主が迎えに来ることはなく、12月24日我が家の一員に。ウチのコ記念日と命日が一緒、それもクリスマスイブ。

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疥癬付きでやって来て、異食症も最後まで治せなかった。この上なく可愛い存在だったけど当然手間も時間もお金もかかったし、何より納得できる最期を迎えさせてあげられなかった。ウチに来てよかったのかなぁと今でも考えてしまうけど、これも運命。過ぎたことは変えられない、考えるなら先のことにしようと考えるのをやめる。未だそれを定期的に繰り返す。

 

"動物の世話自体や、立ち直っていく様子を見守ること、ともに年をとることがうれしい"という人(ワタシ含め)には保護犬ネコはとても素晴らしい存在。

札幌でも業者が定期的に繁殖リタイア犬を譲渡するイベントを開催している。訪れる人の大半はおそらく"ただ同然で犬をもらえるから"という理由で集まっているのだろうけど、繁殖犬の再飼養はそれなりに大変なことも多い。トイレトレーニング、散歩や生活音に慣らす練習、業者の与えていた粗悪なご飯の影響から肝臓や膵臓、腎臓の疾患が多かったり。バックグラウンドのわからない動物さんとの暮らしは子犬以上に知識や経験、経済面によって許容範囲が異なるし、安易に勧められるべきものではない。

ネコはちょっと違うだろうけど、犬と暮らした経験のない人が保護犬を迎える場合、愛護団体が間に入ることが「犬×譲り受け希望者」双方のためだと思う。

おそらく誰でも飼える時代はそう遠くないうちに終わる(といいなぁ。笑)。シリアスホビーブリーダーの販売時や愛護団体の譲渡のように、購入時にも審査が普通に行われるようになるのが理想。でも、そーすると必ず、"飼いたい人が飼えないのはおかしい"と言う人が現れる。

人間の楽しみのためだけに動物を犠牲にする時代は早く終わろう。マツコさんも"寝返りを打って潰したら困るからネコと暮らすことを諦めた"と言っている。(ちゃんとした人だよね)

10年くらい前に愛護団体のイベントの手伝いをしていたとき、4〜50代くらいの女性から「柴の子犬が欲しいのー。親が一人で住んでいて認知症予防のためにプレゼントしたいから」と相談された。アホか。笑 でもその時代はまだまだそういう人が普通にゴロゴロしていた。

自分が可愛がりたいだけの人は保護犬ネコ、繁殖リタイア犬ネコに限らず、動物を飼うのはやめてほしい。

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↑とても美犬さんでした