sapporo_wanのブログ

愛犬peeさん(キャバリアキングチャールズスパニエル15歳)の日々の記録

愛犬が がんになりました-8(CTキャンセル)

放射線治療(以下RT)後最初のCTの予定が近づいてきた頃、飼い主はいろいろ考え始めてしまう。


RTのおかげで愛犬は以前とくらべても間違いなく元気。ただ治療後はしばらく咳が出やすい状態が続き、6月某日には夜間救急へ駆け込んだ。

 

悪性腫瘍は命に関わる重大な疾患。経過をみて今後を予測し先手を打って治療することで今後が左右されることも多々ある。でも、万全をつくしてもプロトコル通りにすすまないことも多々あって、一つのことに注力していると足もとをすくわれたりもする。

 

犬だものね。人間の思い通りにはいかないのが大前提。

 

検査のストレス含めてQOLを総和で考えて、経過観察のためだけのCTは極力減らしたいと思った。(検査に必要な全身麻酔では気管挿管をするため、どーしても気管に負担がかかる)

 

しかし腫瘍が現在どうなっているか全く気にならないわけではない。そこで思いついたのは歯科処置との抱き合わせ。

 

検査のためだけの全身麻酔は飼い主のエゴかもしれないけど、歯科処置と同時なら十分ベネフィットが上回る。

 

そうなるとお願いする先は大学病院ではなくかかりつけかなーと相談してみると、あっさりOK。

「あっちも忙しいからねー。ウチで同じ様に撮るよー」と以前北大動物医療センターに勤務していた先生。話が早くてありがたい。

 

北大のほうにも早めにキャンセルのお電話。「また診ていただきたいときはどうしたらいいですか?」と伺うと「こちらにお電話いただければ」とこちらもありがたいお返事をいただく。感謝。

 

北大のような放射線設備をもつ動物病院は全国でも数少なく、実際全国各地から患畜さんが集まっている。他都府県だとRTは1ヶ月待ちもザラらしい。みんな一刻も早く治療を受けたいのだから、ウチの定期検査で貴重な予約枠をいただくわけにはいかないという思いもある。キャンセルによってどなたかの動物さんの予約を早められといいな。

 

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北大動物医療センターのおかげでこの夏はこんなに元気に走れた。このコを保健所から連れてきたのが去年の8月。去年は普通に散歩することができない状態だっただけに、夏を元気に迎えられたことはとてもうれしい。

 

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広い公園はまだまだ怖い^_^;