先日のグルグルは鼻の腫瘍の仕業っぽい。
翌朝、鼻は鼻水でガビガビに。鼻の穴が塞がりかけて呼吸のたびにピーピー音がなる。目ヤニも増えている。
こーなると覚悟を決めるしかない。
目ヤニはともかく鼻の穴を塞ぐわけにはいかないもんね💦脳腫瘍が大きいし無理すると息止まる…とドキドキしながら除去作業に取りかかる。
まずはネブライザー(ビソルボン入り)をあてて、奥の粘った鼻水を出やすくする。ガビガビも少しは緩くなる。
あとはお顔をタオルで覆い目隠しをしながら濡らしたキッチンペーパーやタオルでガビガビをさらに緩ませながら取る。←このとき暴れ犬が出現する
お鼻はまぁまぁキレイに。
マズルをしっかり抑えられればいいんだけど鼻は痛いのでせめてお顔をタオルで覆う。目を保護するほか暴れん坊対策。覆うのと覆わないのでは暴れ度合いがちがう。ブリンカーみたいなものかな。
ウチの犬しかり、犬を棄てるような輩に飼われてしまった犬にはこうした苦労がついてまわる(ことが多い)。
家庭犬として始めから正しく飼われていれば犬もヒトもここまでの苦労はないわけで。目薬もさせない、歯も磨けない、鼻も触れないーそれだけでものすごくQOLが下がる。
過去に嫌なことされたとか痛いとか、ベースにネガティブな要素があると途端にトレーニングは難易度があがりマイナスからのスタートに。
若くて健康なら長い目でやっていけるものも、シニアで病気が絡んでくると強制的になんとかするしかないのが辛い。
少し前にズレた内容の番組(NHKクローズアップ現代※)が放送されていたけど、繁殖業者が自分たちの勝手な都合で不要とする犬も家庭犬として再スタートをきるには相当な苦労がついてまわる。
何より腹立たしいのは、被害を被っているのは犬の方なのに、改正動愛法のせいで繁殖犬の行き先がなくてブリーダーが困ってるなんて訳のわからない内容になっていたこと。
昔のように簡単に処分できなくなって飼い殺しが常態化しているから、動物福祉向上のために数値規制ができただけの当たり前の話。
そもそも業者は産まない犬は手放したくてたまらないのに、"行き場のない…"※とかどの立ち位置で何言ってるんだろーね。どーかしてるよNHKクローズアップ現代。
いいたいことがありすぎて、こっちも話がズレる💦
閑話休題。
棄てられてしまった犬や繁殖リタイア犬は言うまでもなく、ずっと同じ飼い主のもとで可愛がられてきた犬でも、シニアの医療費は若い頃の比ではないし、たとえ小型犬であっても介護生活は可愛いだけではすまない。
苦しい様子を見守りながら寝不足の日々。みんな頑張ってるよねー。"介護の苦労はお別れのための準備"と良くなることなんかない現実と折り合いをつけ、最期の日にたどりつく。自分なりに精一杯の恩返しをする。それが動物を飼わせてもらうことの責任。
深夜に診てくれる病院が近くにないだけでもそれがどれほど不安か、犬を使い棄てるような輩には想像もつかないんだろーな。
10年前とは比較にならないくらい治療の選択肢が増え、長生きできるようになった。今後はますます飼い始めるときには想像できなかったような長い介護の時間を迎えるのが普通になる。ヒトと同じだね。
犬猫は終生飼養が原則なのだから、関わるなら最後のお世話の覚悟(気力、体力、時間とお金)が欠かせない。
遺棄された動物たちを見るに見かねたこちら側(個人や愛護団体など保護犬を迎える側)は残り少ない犬生を病気も介護も丸ごと受け入れる一方、若くて元気なときに利用するだけ利用して使えなくなればお払い箱にする無責任な輩が何のダメージもペナルティすら与えられないのはおかしい。基金でも作って業界で繁殖リタイア犬に結納金もたせてよ。お世話になったお犬様にそのくらいしてもバチは当たらないから。苦
犬のためには、犬の飼養を免許制にするというのも一手だと思うし、それ以上に生産&販売側にももっと責任をもたせないと。コスト高で割に合わないならとっとと廃業すればいい…っていうか犬を粗末にしか扱えない業者はこのさい廃業してください。無責任な生産者、生体展示販売のショップからは買わないという飼い主側のアクションも不可欠。
と、たまには怒ってみる。NHKクロ現※の内容がおかしかったから。
※NHK クロ現Xよりコピペ
ペットショップに
子犬を供給する繁殖犬。
その役割を終えた「繁殖引退犬」が行き場を失っています。
背景にあるのは、
頭数や繁殖回数などの
新たな規制。
コストが負担となり
繁殖引退犬を手放す
ブリーダーが…
詳しくは👇
2/5(月) 夜7時半 放送
#クロ現「さまよう繁殖引退犬」
コピペ以上
どんな一方的な取材したらこんな内容になるんだろ?全くお粗末です。