sapporo_wanのブログ

愛犬peeさん(キャバリアキングチャールズスパニエル15歳)の日々の記録

腎不全疑い

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なんと報告書は写真付き。笑 すごいな企業動物病院。

 

先月受けた健康診断。結果は、というと・・・

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表紙に浮かれている場合ではなかった。とうとう来たよね「腎不全疑い」。

クレアチニン1.09mg/dl で正常範囲内、BUN 32.6mg/dlはやや飛び出ているくらい。問題は早期に腎機能の低下を知らせてくれるSDMAが20μg/dl。

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(転載)idexx

https://www.idexx.com/media/filer_public/df/16/df16663a-e14f-4e1f-a456-ccbe5d228ae9/iris-pocket-guide-jp.pdf

 

SDMAの正常範囲は14μg/dlまで。14〜18μg/dlまでがステージⅠで20μg/dlはステージⅡ 💦

 

引き取り直後のSDMAが22μg/dl。その後10に低下→安定していた。このパターン、一年以内に再び数値が上がると言われている。まさにウチもそれ。

 

年齢も年齢だし、そう遠くないうちに上がることはわかっていたけど腎臓の療法食はタンパク質が抑えられている分脂質が多くて、肝胆に異常のあるウチのコはすぐお腹の調子を崩し食欲が落ちてしまう。一方お腹に優しいとされる炭水化物は腫瘍の大好物だし。脂質多めダメ、糖質多めダメ、タンパク質多めダメって結局はバランス良く食べるしかなかったし、まぁ今後もそれしかないだろうなぁ。

 

とはいえ、腫瘍とお腹をメインに考えていたのをそろそろ腎臓とお腹にシフトチェンジする必要ありか。目標は身体全体をまんべんなくゆっくり老化(進行)させること。ウチの場合どれも治るものではないので。

 

まずはサプリメントの追加とタンパク質を減らすことから始めて、再検査の結果次第では吸着剤を試そうか。CKDとは気長にお付き合いをしていきたい。

 

 

【腎機能に関する血液検査メモ】
◆2021年8月7日〜保健所から引き取った5日後
クレアチニン1.83mg/dl
BUN42.4mg/dl

◆2021年8月28日
SDMA 22μg/dl
クレアチニン1.0mg/dl
BUN 41mg/dl

◆2021年12月
SDMA 10μg/do
クレアチニン0.84mg/dl
BUN 31.5mg/dl

◆2022年3月
SDMA 10μg/dl
クレアチニン0.89mg/dl
BUN 27.5mg/dl

◆2022年11月
クレアチニン0.81mg/dl
BUN 42.6mg/dl

◆2023年2月
SDMA20μg/dl
クレアチニン1.09mg/dl
BUN 32.6mg/dl

 

 

 

招かれざる客

この季節、普段なら気づかないことも雪はお知らせしてくれる。

 

我が家をお通りになられたらしい。

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一列につく足跡はキツネ。周辺でたまーに姿を見かけることもあり、"ウチの庭も通っていたら嫌だねー"と悠長なことを言っていた。キツネは可愛い。でも野生動物は野生のままでいてもらわないと困る。ウチの周りは車の交通量も多いし。もはや棲み分けの難しくなった札幌のキツネ。招かれざる客である。

 

で、何より問題はこっち。

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昨日まではなかった足跡。家の者ではない。

 

朝から警察に電話。鑑識の人と来てくれた。しかし解けかかった雪なので当然足跡はとれない。笑

またその際、年末あたりまで近所で空き巣被害が多発していたことを知らされた。町内会の回覧板はどーでもいいことばかりで肝心な事は何にも載っていないしなぁ。

警察でも巡回を増やしてくれるとのこと。しかしまずは自衛だ。全ての窓に防犯ブザー、人感センサーライトとカメラをつけることにした。手痛い出費だが留守の間に入られては犬が危ない。

 

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猛犬注意!のステッカーも買ってこよー

 

ガスだまりに。人も犬も養生で

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デザートに金柑のお裾分け。(消化は良くないので細かく千切ってネタネタにしたヤツ) お顔につけたゴハンのカスはお夜食なんだとか。笑

 

日頃からゲップの多い愛犬。鼻がせり出ているため、歴代の犬達と比較してもゴハンの食べ方がぎこちない。笑 おそらく空気も一緒に飲んでいる。いわゆる呑気症。

ハニどんの背中は我が家にきたときからすでに丸くなっていた。自律神経は脊椎の傍らを下降しているため、背中が丸いと自律神経の働きにも多かれ少なかれ影響がでてくる。それに加えて極度のビビリで怒りんぼさん、とくれば自律神経は乱れっぱなし。緊張しているとお腹は動いてくれないので消化器の調子がいいはずはない。胃酸は逆流しやすく、便の状態がイマイチなこともたびたび。

胃の中に長く食べ物が停滞すればガスが発生する。なおさらゲップがでる。便が整わなければ腸の中にもガスが増える。これは人も犬も同じだね。

そんなわけで、毎回ハニどんのX線はガス像多め。一般的にガスが多い原因としてはタンパク質の取り過ぎなどがあるけど、我が家の場合は該当せず(初期の慢性腎障害で食事はややタンパク質控えめ)。アレルギーも疑わしいものはなし。

人間ならガスピ○ン?ジメチコンって犬も飲めるのかな?笑 程度によるけど病的でなければ、体質や年齢を重ねれば「仕方ないねー」と獣医さんから言われて終わり。しかし少しでもなんとかしたいのが飼い主の心情ってもの。

 

で、こーゆーときに役にたつのが東洋医学

 

東洋医学的にはゲップは曖気(あいき)という。本来下に降りて行くはずの食べ物が逆流しやすい状態にある気逆や胃気上逆でおこる。なんだかイライラしていそうなので肝気鬱結だな。冬から春に向かうこの季節はなおさら肝が不安定になりやすいし。

一番お手軽な食養生としては、気を巡らせてくれる柑橘類をちょっとあげたり匂いを嗅がせるだけでもいい。(人間なら香りのよいハーブティーもお手軽)  あとは基本的に冷たいものは食べさせないし、水もなるべく白湯というかぬるいのを飲んでもらっている。(むしろぬるい方が好んでよく飲む)

漢方は四逆散(しぎゃくさん)と抑肝散(よくかんさん)を状態を見ながら使い分け。痛みや嘔気が強そうなど症状が目立つときは四逆散を使って、逆にウンチの柔らかいときや冷えのあるときは四逆散は使わないようにしている。どちらも行気薬といわれる気を巡らせる柑橘類の生薬が入っている。気滞がある場合に使われる。

鍼は月に1〜2回。行くと背中のこわばりが緩む。効果てきめん。

 

体質や年齢にもよるし、何より病気がある場合は完全に治る!ということはないけれど、より良く過ごすことは大切。これも人も犬も同じこと。いつまで元気でいられるかなぁ、お互い。笑

 

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ペットドックへ

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本日も万全の重ね着で。昨日今日とプラス気温で寒さは緩んでいる

 

昨日はかかりつけでペットドック。朝からゴハンをもらえず戸惑うチワワを連れて病院へ。

お顔を触られると歯をあてるかもしれないこと、仰向けが苦手なことを告げ、持参した愛用ブランケットをケージに入れてもらうようお願いする。(ウチのハニどん、外では常に緊張感が高いので病院さんにはひと手間増やして申し訳ないけどブランケットは必需品)

 

夕方ピックアップ。血液検査は外注で報告書作成などもあり最終的に結果がそろうのは3週間後くらいになるとのこと。ひとまずは身体検査と画像などについて説明をうける。

 

右眼(がんのあるほう)は案の定失明していた。左眼大事にしないとね。その他の記録メモは下に。

 

【基本ドック】

・身体検査

・尿検査

・便検査

・エコー検査

・レントゲン検査

・血液検査

・腎臓機能検査

早期予約で22,000円(税別)※チワワ3.6kg

 

ちょっと失敗したのはレントゲン。前の受診のときにその日の担当医から鼻のレントゲンを勧められていたので今回鼻も撮るとばかり思っていたけど、腹部と胸部だけだった。こーゆーとこが企業動物病院の弱点だな。まぁ撮ったところでレントゲンでわかるくらいのときは相当進行して鼻血もあるだろうし。症状的に変わりない今、飼い主的にはさほど必要性は感じていない。何よりこちらも事前に確認しなかったし、今回はいいやーということで春になったらCT撮ろうか検討中。

 

 

※記録メモ

・エコー

胆のう:石灰化、肥厚

肝臓:胆のうに近い部分が少し白い。おそらく胆のうの炎症の影響。肝炎っぽくはない

胃:ガス貯留。胃拡張はなさそう

腎臓:やや右が小さいけど、明らかな萎縮ではない。評価は血液検査待ち

膀胱:問題なし。尿検査でもストルバイトは(−) ※引取り時からしばらくの間は結晶がでていた

 

・レントゲン

肺:問題なし。一部結節のように見えるのは気管支パターン

気管:カルシウム沈着あり。激しい咳を起こすほどではないので対処療法継続でok

心臓:肥大。雑音なしで経過観察

その他あちこちガス貯留。病的なものではない

 

右眼は理学検査(威嚇瞬き反応、眩目反射、対光反射いずれも消失)で失明と診断。眼圧は両側18mmHg(正常10〜20)。やや高めなので充血がひどくならないか注意が必要。

 

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今月のシャンプー後のお写真

 

 

 

 

 

 

 

 

がんは温める、を考える

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マタギを彷彿とさせる真冬の散歩着。今シーズンも活躍中

 

ロングコートとはいえメキシコ原産のチワワに氷点下の散歩は酷というもの💦なんと上着の下には裏ボアトレーナーなど重ね着2枚と腹巻きを着用中。(にも関わらず震えが止まらないので即帰宅)

布団とかふかふかのマットにはよくダイブするので、遊びゴコロがないわけではない。でも雪ではしゃぐ気配は微塵も感じられない。未だに外はちょっと怖いみたいだし、寒さでますます気持ちが萎えるんだなきっと。 

そんなわけで、−5℃を下回るときはどなた様かの凍った黄色いお手紙を手短に読んだら早々に帰宅することにしている。笑

さて、統合医療界隈でよく聞かれるのが「がんは温めなさい」。温める部位や方法、程度もいろいろあって、クリニックなどで医療行為として行われる温熱療法(ハイパーサーミアなど)もあれば、湯たんぽやカイロで温めるなどいわゆる民間療法を勧めるサイトも多い。

一方、温めることによるリスクもわかってきていて、乳がんの悪性化には温度が関わっていて、がん細胞の増殖にも温度が影響を与えるという報告もある。(*) 

 

そもそもがんは血行性転移だし、血管を増やして栄養を取り込むし。体温を上げればカラダの免疫機能は上がるけど、血流がよくなることでがんのほうにもメリットがあるのは想像がつく。要は温めたことによって変化した環境下でどちらが勝つか、なのか?温める前はがんが勝っていたわけだけど。

ちなみに抗がん剤など治療のタイミングで温熱療法をすると、がんが抗がん剤を取り込みやすくなるとかならないとかいう話もある。なくはないんだろーけど、よくわからない。

また、温めることが大好きな東洋医学も"なんでもかんでも温めなさい"と言っているわけではない。(言っている人もいる) 特にウチみたいな気滞血瘀(きたいけつお)の場合、むやみやたらに温めてしまえば"空焚き"になり焦げついてしまう。まずは気の滞りに対処した上で、脾胃(いわゆる消化機能)を整え、ちゃんとした血をふやすことが欠かせない。

冷えがあるなら温めるのはいいけど、温めればいいってものではなく、がんの進行度やタイミングはもちろん患者さんのそもそもの体質や状況など総合的な判断が必要で、一様に言えるものではないと個人的には思っている。まずは温めてる時間以外、普段何をどーしてるかを改善することが必要だし。(食事と睡眠、運動、ストレス対応など)

 

ということで、愛犬については冷やさない&温めすぎない、をこころがけている。要は保温状態。特に、鼻水くしゃみが増えている今のタイミングは炎症がありそうなので、こんなときは温めすぎない。とはいえウチの場合は鼻だけに、患部を温めるのはそもそも無理ともいう。

 

カラダの免疫システムをかい潜って成長を遂げ、抗がん剤放射線でも完治できないがん細胞がサプリメントでやっつけられるなんてのは幻想かと。実際、藁にもすがりたいけど、そこは冷静に。笑 でも、サプリメントや漢方その他の対処療法でカラダのバランスを調整して、できるだけ気持ちよく過ごせるようにすることは余後に影響するくらいとても大事だと思う。

なかには自然に消えるがんもあるらしいから。ウチもそれだったらいいんだけどなぁ。

 

*参考)国立がん研究センター

乳がんの悪性化に「温度」が寄与することを発見-がんの転移に関わるエクソソームを含めた新たな分子機構の解明にも期待-」

https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2020/20210105/index.html

 

 

 

 

 

 

遅いブログ始め

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行きつけのトリミングサロンで撮影してくれたお写真。今月のセットはお正月ver.  犬にとっては我慢の時間だけど飼い主的にはちょっとうれしい🐶

 

年末年始は何をするわけでもなく、ぼぉーっとしているうちに終わってしまった。ここ数年、先代(peeさん 享年15歳)→ハニどん(推定11歳)と「老犬の時代」が続く我が家の長期休暇は常にこんな感じ。

救急にかけ込むことなく無事に年を越せただけで十分満足。健康であれば最高だけど、病気でも機嫌良く過ごせていればそれで良し。ということで、今回もありがたい年末年始のお休みでありました。

 

しかし最近の愛犬、再び起床時の舌や耳の冷えが気になり始めている。鼻水も増えたなぁ。ちょっとばかりお口が生臭い気もする。

初めて鼻血らしきものを確認したのが去年の3月で、放射線治療(以下、RT)は5月。11月末のCTでは腫瘍は消失していたけど、いつ急に大きくなってもおかしくはない。

先日もかかりつけ受診時に新しい先生からレントゲンを勧められたけど、ひとまず様子見ますーと告げた。レントゲンで確認できるほど大きくなってるならもう少し症状が顕著だと思う。レントゲンならまたいつ誤えん疑いで撮ることになるかもしれないし。

 

とはいえ、そろそろ次はどうするかを考えておくべき時期。

 

元々の腫瘍=右の再増大の場合はRTはやめて分子標的薬(鼻腺癌は主にパラディア)を考えている。でももし反対側の左に腫瘍ができていたらどうしよーか。

それが新たなものか、右にできていた腫瘍の再増大なのかによっても異なるかもしれないけど、同様にRTをしても反応はよくない可能性が高い。

 

体調不良ですぐに食欲が落ちる愛犬にとっては、パラディアもなかなか厳しいだろうなぁ。

 

何はともあれ、まずは鼻血が出たら即CT。それまでお腹の調子を崩さないよう日々の体調管理に気をつけよう💦ひとつずつ進むしかない。

我が家の保護犬たち

本日12月25日は我が家の初代保護犬びーさんの命日。

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当時、迷子としてセンターHPに掲載されていたお写真。

キャバリアだし人懐こいし、今なら争奪戦間違いなしなんだけど何せ今から10年以上前。保護犬にはまだまだ厳しい時代で、蓋を開けてみれば希望者はワタシのみ。抽選することなく、雪にうもれた福移からバスに乗って連れて帰った。

気のいいコで先住犬のぴーさんともすぐに仲良くしてくれたけど、問題がなかったわけではない。

一つはコッソリ潜んでいた疥癬。我が家に来て少し経ってから痒みが出てしまった上に病院でも誤診→ステロイド処方→当然悪化。ワタシにもぴーさんにもうつってようやく疥癬と判明。

もう一つはそれより大変だった異食症。命にも関わるし油断も隙もなかったわー。苦 ゴミ箱を荒らされたこと数知れず。気づかないうちに布製のコースターを飲みこんで死ぬところだったこともある。保護時は削痩状態でゴハンをもらえていなかったのは歴然。飢えの記憶は簡単には消えないと教わった。最期も後悔がつきないので、なおさら特別な思い入れがある。

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↑キャリーに入ったぴーコの側にいたくて上で寝てみたお茶目なびーさん。笑 とても仲良し

 

2代目保護犬 すーさん

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"ティアラ"というキラキラネームを持ちながら、オスとセットで飼い主放棄されていたすーさん。旭川市の愛護センター(あにまある)だったこともあり、捨てられた悲壮感や神経質さはまるでなし。明るく陽気なチワワさんで、賢いいい犬だったー。

問題はすでに心雑音があったこと。あにまあるでもACE阻害薬を飲ませてもらっていて(あにまある素晴らしい) 、結局最期も肺水腫。当時のかかりつけの先生にも手を尽くしてもらったけれど治療抵抗性でなかなかコントロールできず、最初の発作から半年後には他界してしまった。病院で逝かせてしまったことが唯一の後悔。


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↑賢いチワワの代表みたいなすーさん。こちらもとても仲良し

 

そして、3代目保護犬 ハニどん

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今までのコたちとは全然タイプが違っていて、とてもナーバスで気が小さい。現在、家を守るのに必死。先住のいないひとりっ子。飼い主の手をやいている。笑