sapporo_wanのブログ

愛犬peeさん(キャバリアキングチャールズスパニエル15歳)の日々の記録

愛犬チワワ脳腫瘍記録1-引き取りから診断まで

そろそろ終わりが近いので、脳腫瘍の経過を振り返る。

引き取ったのは2021年8月。

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某保健所で譲り受けの手続きを終え、帰宅したのは夕方近く。

少しでも落ち着けるように、シーツで囲んだサークルにいれる。今までの引き取りっコたちがそうだったように、シニアだし程なく寝るだろうと思っていたのに…

おかしい。ゴハンを食べたあとも全く寝る素振りがない。笑

日付を超え3時過ぎてもずーっとウロウロが止まらない。結局、ウチに着いてから一度も座ることなく12時間以上歩きっぱなしだった。

 

明らかに変。とはいえそのへんに遺棄された犬が、保健所に持ち込まれた犬以上に不安定なことは珍しくない。何より"元々どーだったか"がわからない。ネグレクトの末に捨てられただろうし、顔つき、行動、体調(激痩せ、下痢)、保健所臨職さんの話からも相当ダメージを受けているのは重々承知。

腎臓も肝臓も数値がよくないし、極度のビビりでチワワだし。無理せず回復を待った。

 

その後体調は改善するもやっぱり落ち着きがなく、何より寝る時間が少なすぎる。

散歩も人に付いて歩くことはおろか、右へ左へチョロチョロしまっすぐ歩くことすら難しい。"散歩させてもらえなかったんだろーなー"という印象。(これが失敗)

人の足のすぐ前を左にまわろうとするし、一日に何度も部屋の中も大きく左回りで全力疾走。"楽しそうなんですけどねー、何かおかしい"というワタシに、"今まで出来なかったんじゃない?幸せになれてよかったねー"とかかりつけの先生。笑 脳腫瘍のせいだったけどね、後の祭り。

 

"やっぱりおかしい"と先生に話していた矢先に鼻から出血。2022年4月、大学病院で鼻腔内腫瘍(腺がん)と診断される。腫瘍が左にあったことから"それで左に回りたかったのかー"と納得。(したのも間違い)

しかし放射線治療後も左回りは変わらず…どころか、少しずつ、少しずつひどくなる。(こういうのが怪しい)


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台風や低気圧、満月などのタイミングで体調を崩すことが増えてきた。具体的には食欲不振、嘔吐、軟便など消化器症状が主。あとはフラつき。

2022年12月にCTとスケーリング、ついでに両側鼠径ヘルニア整復。19時帰宅。はじめは横になっていたものの、麻酔が完全にぬけた21時頃からはウロウロが止まらない。

痛いだろうしそのうち寝るだろう…なんて考えは甘かった。ようやく痛み止めがのめて寝たのは明け方。

(術後に一晩中歩いた両後ろ足はパンパンに腫れ上がり、えらいことになった)

異常を再認識する。

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その後、春が近づくにつれフラつきやピクつきがひどくなる。2023年4月下旬には部屋の中を何時間も左回りでパニックになりながら小走りしたり、頭を下げたまま部屋の角で固まってしまったり。しまいには眼瞼下垂まで出てきた。

ちょうどその頃に出血らしき痕を発見。鼻の腫瘍が骨を溶かして目や脳実質を圧迫してるのかもと2023年5月大学病院を受診。ところが告げられたのは脳腫瘍。それもけっこう大きいやつ。

圧迫してるのはコイツだった。

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髄膜腫疑い。(下垂体腫瘍も否定できないと言われたけど、下垂体がらみの症状は未だないからやはり髄膜腫)

 

次に続く