sapporo_wanのブログ

愛犬peeさん(キャバリアキングチャールズスパニエル15歳)の日々の記録

病理検査報告書ー貧血

いまさらながら、前回の続き。 最後にいちおう貧血のこと。 [3貧血 中等度]は亡くなる前は十分にゴハンが食べられていなかったことに加えて、元々の腎機能の低下が影響したと思う。 貧血は腎臓と関係していて、腎臓病が進むとエリスロポエチンという造血に…

病理検査報告書ー鼻に腫瘍なし。髄膜腫は小型

前回の続き。 ↑去年の今ごろ 愛犬は最期まで脳腫瘍と鼻腔内腫瘍(腺がん)に苦しめられていた…はずだったんだけど 報告書の最後の一文 「鼻腔内に腫瘍は認められず、髄膜腫も小型でした」 おおお?(もはや言葉にならない。汗) ◆鼻腔内腫瘍 2022年5月に鼻腔内腫…

病理検査報告書ー肝臓と腎臓の変性 重度

四十九日も過ぎたし、そろそろ現実に目を向けて整理しておこうかと…。しかし愛犬がいなくなってからというもの、すっかり気が抜けてしまっていて腰は重いし筆ならぬスマホが遅い。 愛犬を我が家に引き取ったのは2021年8月。翌年3月に鼻腔内腫瘍(腺がん)が、2…

犬の食べない問題ーゴハン編

昨日の続き ゴハン選びも消化器症状や食欲不振、腎障害、悪性腫瘍が同居すれば当然難航するわけで。 腎臓療法食は食指が進まない。まれに少し食べても脂質が多めだからお腹もゆるくなってしまう。ウチはALPなど肝胆道系の数値が高いから元々合わないんだなぁ…

犬の食べない問題ー薬編

今年5月に虹の橋を渡った愛犬 老犬・病犬介護でぶち当たる壁の一つが"食べない問題"。 我が家(犬と家族)も本当に大変だった。一年以上これは何の修行か?と思うほどだった。汗 でも、諦めていたら去年の夏に旅立ってただろうなー。 "食べなくなったら寿命"と…

研修医(獣医)と誤診

あまりに気力がなさすぎて、下書きのままタイミングがずれてしまった(^_^;) 何がかというと、名古屋第二日赤の研修医による誤診報道。知れば知るほど"それは研修医の責任かのか?"と疑問に思う。深夜の救急が研修医しかいないなんて珍しいことではないし、経…

犬の鼻腔内腫瘍(腺がん)に抗PD-L1抗体免疫療法

夜間や土日の診療、高度な治療が可能な2次診療や専門医も増えたし、何より使える薬が増えた。 ゴハンの質が良くなって、フィラリア、マダニの予防も当たり前になった。 犬はますます長生きする。 そうなると増えるのが、がん。ヒトと同じ。 北大がイヌの抗PD…

その犬種に多い病気

ヒトは 「日本では1年間に300~400人が新たに鼻腔がんと診断されます」 日本頭頸部外科学会HPより https://www.jshns.org/modules/citizens/index.php?content_id=20 一方、犬は 放射線治療を受けられる飼い主様へ(補足資料2017) https://www.vetmed.hokud…

犬のいない生活に

店じまいならぬ、犬じまいの準備は着々と進行中。 食欲不振に対応すべくとり揃えた犬ゴハンやオヤツ、キレイめのフリースやタオル類その他を後部座席いっぱいに積み込んで、札幌から少し離れた長沼町までドライブ。 行き先は動物愛護団体。むかしむかし数年…

複雑だ複雑だ-かかりつけが2つの件

以下、振り返りの余談。(冒頭から。笑) 今回献体の対応をしていただいたのは病理の先生。 そうでなくても獣医さんは変わったヒトが多いのに(すいません。笑)、研究者は変わったヒトしかいないのに(さらにすいません。笑)、その両方に該当されるお方。 愛犬が…

剖検の結果

月曜朝に献体→火曜昼には荼毘にふされ、夕方スピード帰宅した愛犬。 同じ週の木曜日、剖検の報告書が届いた。早い。 まずは一通り被毛や皮膚、内臓などがどうなっているのかが書かれている。その大半は年齢なりの変性だったりできものだったり。 後悔したの…

愛犬、戻ってきました

霊園から「これから収骨します」と電話いただいたのが献体した翌日火曜の14時頃。まもなくお迎えに行ったのでなんと29時間後のスピード帰宅となった。 ずいぶん小さくなっちゃったね。 火葬してくれたペット霊園(やすらぎの丘)は母体が神社で評判も良い。 病…

愛犬、献体しました-2

動物医療センターのHPには「献体のお願い」のページがあるし、センターにはパンフレットもある。 そのわりには電話のやり取りは終始ギクシャクして、もしやこれは歓迎されてない?と心配になったチワワ級の小心者、途中何度か「必要ないならいいですー」と…

愛犬、献体しました-1

あんなに毎日時間が足りなかったのに、すっかりもてあましてしまった先週末。 睡眠不足もこれで解消ーとはいかず。夜はちゃんと2〜3時間おきに目が覚める。まだ受け入れられないらしい。当たり前だね。 愛犬、週末まで頑張ってくれたおかげでゆっくり一緒に…

旅立ちました

木曜から何も食べなくなって 金曜には水を飲むのも嫌がって 土曜の朝に旅立ちました。 一般的には食べなくなってから1週間くらいが目安。準備しようとしていた矢先に先を越されてしまった。苦 深夜3時にジタバタが止まらなくて、イーケプラも効かない、グリ…

放射線治療から2年経過(鼻腔内腫瘍)

無理だと思っていたのに 今年も近所の八重桜の前で写真が撮れて 鼻腔内腺がんの放射線治療からは2年経過して、なんとか生きている。 詳細は過去記事 https://sapporo-wanlife.hatenablog.com/entry/2022/08/01/233401 ウチの場合、幸い腫瘍が小さいうちにみ…

ウチの脳腫瘍さんとお天気

昨日火曜は朝から久々にいい天気。 おかげでお昼まではとても調子がよかった。(夜ゴハン後は暴れてイーケプラのお世話に) ちなみに、天気が良いと鼻水も出ない。鼻水は腫瘍のせいだけど、こっちも何らかの影響を受けているのかなぁ。脳腫瘍と場所が近いから…

脳腫瘍じわじわ進行中ーサイレース筋注

日曜日。激しくジタバタ。(自分で起きられないので寝たまま) 部分発作も目立つ。 夜はいつもの薬(コンセーブ、オメプラゾール)と脳圧を下げるためのグリセリンに、発作予防のレベチラセタムを追加。 23時過ぎにようやく寝る→朝4時に過去最大級の大暴れ。立た…

生きるのも死ぬのも

太陽フレアのせいか、低気圧と強風のせいか、一昨日から体調がよくない。 まぁ、いい日なんてもうない。いくらグリセリンでCSF(脳脊髄液)を減らしたところで限界がある。頭の中の悪いヤツはますます大きくなっている。 苦しくなるときほど、とにかくジタバタ…

グリセオール+グリセリン+グリセリン

さすがにもうダメかと思った この季節10何年ぶりとかの爆弾低気圧の影響を直撃して、夜間救急へ駆け込んだ数日前の続き。 22時からグリセオールを30分かけて点滴してもらって帰宅。その後も部分発作(頭の震えやピクピク)は続いていたのでイーケプラをシリン…

夜間救急へ

今日の札幌はまた3月に逆戻りしたかのような気温。明け方には4度になるらしい。雨降ってるし風も強い。 愛犬、当然具合悪い。去年春の放射線治療以来、最悪の体調。 夕方あたりからジタバタが止まらなくなって、グリセリンも追加、追加で3回飲んでも落ち着か…

アレに感染

天候にも恵まれたGW。 自力で起き上がることのできない愛犬を家に残し遊びに行くわけにもいかないので、元々予定は動物病院のみ。あとは犬の介護とリハビリと、家の片付けかーと思っていたのに。 実際外出したのは日用品の買い物と動物病院だけ。 なのに、な…

この季節、頭は冷やす【犬の脳腫瘍】

東洋医学では、春は頭の症状が出やすい季節。 なぜかというと…(を書いたらいつもの如く長くなったので、一番下に移動。笑) とにかく春の陽気はものすごいパワーをもっていて、頭に熱を持つことによる症状ー例えばめまいや発作を起こしやすい。 ↑例の如く飼い…

自動飯食い装置で無敵

グリセリンでなんとか乗り越えた今回の低気圧。 ↑もうクタクタ。お腹の上で寝る。笑 ゴハンが食べられるようになって体力が少しだけもどった分、こうしたときのジタバタがまた激しくなってしまった。 本体にパワーがあれば、その分病気の勢いも増すのは当た…

グリセリンで応戦中(頭蓋内圧下げたい)

ついにGWに突入してしまった。予想を遥かに超えて頑張っている ↑少し暖かい日は外へ。後ろ脚はもう力が入らない 今日も朝昼は順調にゴハン。食後はできるだけ歩いてもらって、くたびれたら身体をタテぎみに寝てもらうのがルーティン。 しかし、午後から全然…

犬の鼻水・鼻づまり

4月中旬。寝た姿勢でジタバタするのも弱々しくなった。 でも、できることも増えた!と思わないとやってられない。笑 それが介護生活。 元気だった頃は考えられない。なんと鼻ほじほじ。 腫瘍の弱り目に祟り目で感染しているお鼻。ドローっとした鼻水が粘った…

サクラサク

4月に入り自分では立つことはもちろん、歩けなくなった愛犬。 食はますます細り、呼吸はクフーっと常に痰が絡んだ雑音入り。肉球は冷たく、顔からは血の気がひいて歯茎も真っ白。脈も細く乱れてとびまくり。 もう今年の桜は見られないねー と話していた。と…

愛犬チワワ脳腫瘍記録2-治療(放射線治療とお薬)

一般的に脳腫瘍の治療(根治)は手術、放射線の2択。(内服については後述) オペは腫瘍のある場所や大きさによって難しいことが多く、できる施設も獣医師も限られている。 一方、放射線治療は施設によって効果が全然ちがい、国内の獣医療において北大はトップク…

愛犬チワワ脳腫瘍記録1-引き取りから診断まで

そろそろ終わりが近いので、脳腫瘍の経過を振り返る。 引き取ったのは2021年8月。 某保健所で譲り受けの手続きを終え、帰宅したのは夕方近く。 少しでも落ち着けるように、シーツで囲んだサークルにいれる。今までの引き取りっコたちがそうだったように、シ…

介護生活

ついに本格的な介護生活に突入。 歩くのも排泄もサポート必須。首をあげていられるのは短い時間だけ。飲むのも食べるのもようやくといったところ。用が済むとグッタリ。あっという間に眠ってしまう。そうなると呼びかけにもほぼ応じない。お別れも近い。 さ…