sapporo_wanのブログ

愛犬peeさん(キャバリアキングチャールズスパニエル15歳)の日々の記録

脳腫瘍放射線から2ヶ月経過

低気圧や台風、満月新月の影響による微調整に苦労しながらも頑張っている愛犬。

最近は食欲増進剤を使わなくてもお薬が飲めるくらいに食欲安定。(ステロイドの副作用かも。笑) 体重100g増。

ときどき年甲斐もなく走ったりも。たいていはウンチハイなので変に興奮しているけど楽しそーだから良し。

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とても可愛い。←親バカ

 

「必ずまた大きくなります」と担当医から言われた鼻腺癌。昨年5月に放射線治療(SRT 連続3回)終了。

それから一年後のCTでは影も形もなし。もし再び大きくなった場合、再照射は可能。ちなみに通常のプロトコルでは3ヶ月毎にCTをとって進行を確認する。(ウチはお断りした)

 

脳腫瘍のほうは緩和照射(週1回×4週)を選択。今年6月に終了し2ヶ月が経過した。

治療終了後、緩和照射に2度目はないこと、早いコだと2〜3ヶ月で再び大きくなることを聞く。寝耳に水ー!と飼い主が動揺を隠しきれないでいるところに笑顔で「あとはかかりつけさんで内服でやってくださーい」とたたみかける先生。さすが研究機関。飼い主の心情に寄り添う暇はない。ホームドクターの役割との線引きは明確である。笑(嫌味じゃなくて、それでいいと思う。ただし重要なことは先に伝えてほしいよね)

 

症状の変化については、脳腫瘍の照射前夜は意識朦朧となりながら頭を擦り付け床に倒れ込んでいた(もう安楽死させないといけないと思った)のが、帰宅後、夜には顔つきが変わり普通に歩けるようになった。放射線すごいわー。即効性に感謝した。

ただ問題は、今後がよくわからないということ。SRTのときに
「腫瘍は必ずまた大きくなるので、ゆっくり小さくなったほうがいい。早く小さくなると再び大きくなるのも早い」と言われたので、脳腫瘍の緩和照射だとどうなのかを尋ねたけど「その辺はわからない」と言われた。ほんまかいな。←こころの声

まぁ考えてみれば、ウチに限らず緩和を選んだ時点でそのあとの検査も治療もないし、頭の中だけに脳腫瘍の病理検査は困難。(オペできないから放射線するんだし)

ということは研究はなかなか進まないってことだよなー、じゃあウチのお犬さまがお亡くなりになったら献体しないといけないな…と思った。

放射線治療は一般的にはネガティブなイメージがあると思うんだけど、医療はものすごいスピードで進化している。

照射部位によって後遺症は異なるから一概には言えないけど、腹膜切るオペとかよりは圧倒的に侵襲性が少ない。晩発障害とか心配するほど長生きしないと思うし。何より日帰りできちゃうのもウチの犬にとっては幸い。心の底からやってよかったと思う。

ベストではないけど、それなりにQOLも保ってあげられている。(はず。笑)

 

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MRI画像。髄膜腫疑い(位置的に下垂体腫瘍の可能性も否定できない)