sapporo_wanのブログ

愛犬peeさん(キャバリアキングチャールズスパニエル15歳)の日々の記録

憂鬱な週末

もー憂鬱。

今週金曜、北日本は台風並みの爆弾低気圧が上陸するらしい。

 

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気圧予測アプリによれば水曜から金曜まで札幌は爆弾マークが続く。こんな急降下、おばあわんに耐えられるだろーか。大ピンチだ💦

 

愛犬、ここ数日は変に興奮気味。

食欲増進剤を使わずに薬が飲めるのはありがたいんだけど、ゴハンの途中からウロウロ旋回が止まらなくなって、放置するとひたすら家中を困った様子で歩き回ってしまう。

お腹が苦しくてウロウロするときはゲップで軽快するからまずは様子見。しかしおさまる気配ナシ。下痢もしない。(最近ウンチは良い感じ。ミヤBMが合うんだなぁ)

やっぱり頭の問題かーとグリセリンを飲ませると5分もしないうちに落ち着きはじめ、あっという間に寝る。

食後血糖値の上昇にともない血圧は上がる。血圧が上がると髄液圧も上がるので、吐いたりするほどではないけど調子がおかしくなるということだろーか?(そんな単純なもんではないか)

ちなみに、真逆の急激な低血糖は脳浮腫→頭蓋内圧亢進をおこす。

 参考)

 https://kango-oshigoto.jp/hatenurse/article/3526/

 

いずれにしても。今は、自宅でグリセリン&病院に走ってマンニトールに備え、体調を整えておくことくらいしかできないね⤵️

低気圧になんか負けないよ。

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先週末のお写真。右眼が少し良くなってきている気がする

がんばれ自律神経(現状memo)

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また腹巻きの季節がやってきました

 

9月は一年の中でも特に自律神経が大変な時期。台風の影響や寒暖差など健康体にとっては何の苦もなく乗り越えられるものも、ギリギリで生きている愛犬にとっては命懸け。背骨は丸く変形しているし落ち着きがなくビビりだし、ときどき副交感神経無いんじゃないか?と思う。(んなわけない) とにかくがんばれ自律神経ー!と祈るしかできない無力な飼い主。

 

残念ながら今週に入ってますますラクではなさそう。そういえば去年一度だけあった欠神発作みたいなのもちょうどこの時期だったなぁ。鼻の放射線治療を終えて数ヶ月後のこと。心配ばかりしていたけれど、今と比べればあの頃はまだまだ元気だった。しばらくは大丈夫だよと教えてあげたい。苦笑 

 

現在、歩くスピードは亀クラス。旋回運動はさらに増加。幸いなのは痙攣など発作らしい発作がまだでていないこと。

 

今週始めに夜中から朝にかけて二度嘔吐して以来、再び食欲増進剤のお世話になっている。

 

気圧が低下する前日で脳圧があがり、そのストレスで胃腸が正しく動かなくなったと思っている。(その後下痢もした) しかしそれ以外にも思い当たることはありすぎて正しい原因は精査できない。それが老犬←しつこい。

 

現在の治療とケアmemo

・肝臓 内服(ウルソ)と週1でホモトキシコロジー注射。皮下なのでプラセンタ(ラエンネック)を注射してみたけど脳腫瘍への影響を否定できず中止

・腎臓 サプリメント(リン吸着剤、コエンザイムQ10、アミンアバスト)、月1でオゾン注腸

・胃腸 内服(ミヤBMもしくはビオイムバスター)、サプリメント(ミドリムシ)

 

・脳腫瘍 内服(コンセーブ、プレドニン、オメプラゾール、トラピジル※)※犬へのエビデンスなし 

・鼻腺がん いちおうサプリメント(AHCCとクリルオイル)も続けているけどそんなんで治れば苦労しない。ただ現在は元気消失とともにくしゃみも消失。鼻出血もその後ない。いいんだか悪いんだか…

 

このほか症状に応じてグリセリン、セレニア、プロナミドなど内服。ときどき鍼。

食欲不振時はミルタザピン、カプロモレリンなど使い分け。

 

"あとできることはなんだろー?"とCBDまで買ってみた。(もちろん"マズーっ💢"と大不評)

本当はもう"足す"じゃなくて"減らす"が必要なんだろーなぁ。

memo 血液検査結果

鼻血次第で積極治療か緩和治療か決めるーと書いてはみたものの。

もしホントに治療する気があるなら少しでも早く確定診断させて治療を開始するにかぎるのであって、難しいとわかっているから問題を先送りにしただけなんだなー。と遠い目。

さて、今回の結果

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実年齢はわからないけど、まぁ無理をさせるステージではない。

 

肝臓は脳浮腫をおさえるためのステロイドが影響してますます数値悪化。引取り時から痩せてるのに脂肪肝の所見もあったし。胆嚢も元々異常があってALPは高かったけど今はさすがに高すぎ。脳圧は毎日一定じゃないからなーお薬調整してみようかなー。(とひとりごと)

 

腎臓はクレアチニンカリウムが基準値なのはサプリメントのおかげ。しかしリンはどーしよーもない💦だって美味しいものしか食べないんだものーということで、食生活をそのまま反映した数値に。とはいえこのままにしておくのはまずい。

しかし飼い主の心配を他所にご本人(犬)は"療法食なんか絶対むーりー"と顔を背ける。また腎臓の療法食、特にウエットは脂質が多くてお腹を壊してしまう。

仕方なく一日3回に分けて飲ませていた薬を朝と寝る前にして、昼と夜ゴハンのタイミングで吸着剤を使うことに。(吸着剤を飲ませる前後2時間は薬をあげられないので) なるべくリンにさらされる時間を少なくすることで多少なりとも改善しないものかと足掻いてみる。

 

血小板も引き取り当初からずーっと値が高くて、これはおそらく腫瘍のせい。前回4月の61.3から今回55.9に改善したのは髄膜腫への効果を期待して使っているお薬(某旧帝大の附属病院で髄膜腫の治療に使われている)が抗血小板薬だからだろーなー。血栓予防にもいい働きをしていると期待。

 

前回、脱水(アルブミン↑)していたときよりTPが高いのはCRPが上がってるのもあるけど、グロブリンが高いからと推測。肝臓の繊維化が進むときにはグロブリンが上がる。

 

鼻腺がんと脳腫瘍と、肝臓(胆嚢)、腎臓、胃腸←これだけ大雑把。笑 いろいろありすぎて薬も食事もどこにも照準を合わせきれない。書ききれないから書いてないけど当然運動器の問題もある💦 さすが老犬。

 

"あの薬試したいー"だの、"これはもういらない"だの、なかなか面倒くさい飼い主で先生方には非常にご迷惑をおかけしている。(という自覚はある) 

 

日々感謝。

 

鼻血待ち

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↑現在目が痛々しいので先月のお写真

 

そろそろ緩和ケアに移行すべきか悩ましい💦

脳腫瘍に限っていえばすでに緩和照射を終えているので、名前からも緩和に突入しているといえる。(しかし諦めきれない飼い主は某旧帝大附属病院でヒトの髄膜腫治療に使われる内服薬を使用している。犬のエビデンスはない)

鼻腺癌のほうは、ピンポイントで強い放射線を照射するSRT(定位照射)を昨年実施しているのでもし再増大しても再照射は可能。というかH大の通常のプロトコルだと3ヶ月毎にCTを撮り、再増大すれば再照射する。ウチは年も年だし腎機能も落ちているしーと1クールを終えて離脱。今年春に担当医に確認したところ「再照射できますよ」とのことだった。(しないつもりだけど)

 

で、現在。

9月に入ってくしゃみ倍増。ごくごく少量の出血らしき跡があり、当然鼻腺がんの再増大を疑う。

問題は治療するか、それとも緩和に徹するか。いずれを選択するにしても現状を確認することから始めるよりない。

 

ということで、かかりつけ②へ。

 

かかりつけ②にはCTがあって、以前H大腫瘍外科で研修→外科レジデントをしていた先生に診てもらっている。(たいへんありがたい)

 

血液検査の結果は予想通り、良好とは言えないものの麻酔がかけられないほどではない。

ただ、先生曰く「くしゃみなら晩発の可能性もあるからー」。

数日前のブログに"晩発障害が出るほど長生きしないだろーしー"とか書いたばかりだったのに、なんてこったい。犬はヒトより年取るのも早い分晩発も早いのかな。いずれにしても腫瘍の再増大よりは晩発のほうがいいか。(障害の内容によるけども)

で、先生「再増大か晩発障害かを精査するにはやっぱりCTを撮るしかない」といいつつ「でも、できることは全てやってるからねぇ…」と積極的ではないご様子。そうですよねぇ…とワタシ。

再増大の場合に検討している電気化学療法は患部にシスプラチン、静注でブレオマイシンを使う。局所とはいえシスプラチンは相当強い抗がん剤。おまけに治療期間は3週間に1回を6クールなんだとか。(よそのHPに書かれてた情報は2回だったんだけど)

だったら分子標的薬(パラディア)のほうがラクかも。

 

積極的に攻めていける状態じゃないのは間違いないので、次に疑う余地のない鼻血を確認したらそのときはCTを撮るかもーとひとまず病院をあとにした。

結局結論は出せないまま。言うなれば次の鼻血待ち。もう出なきゃいいな。

 

 

鼻血っぽい

息つく暇もなく新たなトラブル勃発。それが老い。ちっとも油断させてくれない。もはや角膜潰瘍どころではなくなってきた⤵️

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帰宅したらペットシーツにわずかーについていた赤いもの。お尻も肉球も問題ないし、目も変わっていないし。このつき方だとやっぱり鼻血だろーな⤵️

 

今月に入りかなりくしゃみが増えたなぁと思っていた。呼吸時の雑音も気になっていた。やっぱりかー。人間みたいにキーゼルバッハが弱くて簡単に鼻血でるーとかないもんね、ははは。犬の場合鼻血はほぼ腫瘍⤵️

 

鼻のがんは前回がSRTなので二度目の放射線治療も可能と言われているけど、さすがに脳腫瘍のことを考えると挑戦するのが得策とは思えない。

 

放射線に限らず、治療するかどうかを決めるにはCTが必須。CTには全麻が必要なので撮るかどうかを決めるには血液検査が必要。

ということでやっぱり血液検査しないとだね。

 

脳腫瘍が見つかる前、次の治療の候補として考えていたのは電気化学療法。ちなみにこっちも全麻。

 

食欲もあってわりと調子がいい。目も含め、少しこのまま様子を見て休ませようと思っていた矢先の出来事。残念。

 

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久々にドライブベッドを引っ張り出して現実逃避。笑

先代からのお下がり。

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↑なぜか面白い顔。それがキャバリア

 

 

 

 

角膜変性症からの角膜潰瘍その②

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↑眩しいのは白内障のせいじゃなく虹彩の働きが悪いからだった

 

お世話になったのは札幌と隣町の境いにある、わりと新しい眼科さん。R大にいらした先生が開業したーと噂は聞いていた。(眼科はH大よりR大が良いと言われているとかいないとか…)

 

担当してくれたのは優しそうな女性の先生。ウチのビビりチワワも少しは安心できるのでよかったー(と思ったけど、検査中に脱糞してお尻を洗われて帰ってきた。笑)

で、これまでの経緯とこちらの要望を伝えて検査へ。ざっくり20分くらいかなぁ。お尻を洗われた時間含めて。笑

 

「写真と、なんとか細胞もとれましたー」と先生。

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↑2(右上) 光っているのはカルシウムの結晶

3(左下) 黒い部分がガタガタなのは虹彩の萎縮を示す。虹彩が伸び縮みしないので常に瞳孔が開いた状態になっている

 

診断は「角膜変性症」。

角膜の表面にカルシウムが沈着し、剥がれたところが潰瘍になっている。放射線の影響による可能性はほぼなし。加齢と体質によるものなので、反体側にも出てくる可能性がある。

角膜潰瘍は通常は点眼治療。シャープな傷なら割と早く治るけど、沈着したカルシウムが剥がれたことによる傷は治りが悪く、場合によっては年単位で治療が必要になるとのこと。

写真をみると、まだ剥がれていないキラキラ白い箇所があるので、これからまだ剥がれてくる可能性もある。これは困った。

ちなみに細胞、好中球は多いものの感染はなし。よかったよ。

 

ただ、前にかかりつけさん②でほぼ失明と診断された右眼が見えていたんだなー。威嚇瞬き反応も対光反射も+。(さすがは眼科さん)

すでに見えていない右眼だからこそ"もうこれは縫合だ"と思ったんだけど、見えているとなるとちょっと考えさせられる。

しかし。点眼が問題で、引き取ってから何度も目薬も練習してきたものの全く慣れる気配はなし。飼い主の力量が足りず申し訳ないけど、痛みでゴハンが食べられなくなると命に関わる。今後痛みが強くなったらそのときは縫合すると決めた。

 

*今後の予定memo

痛みが続くようになってきたら眼科へ連絡。かかりつけ①で術前検査をした上で、眼科で眼瞼縫合をしてもらう段取り。

抜糸が難しいので吸収糸を使用予定。外れてしまえばそれはそれ。その頃には潰瘍も治っているという算段で。

縫うからには抗生剤必須。飲むのは大変だから「コンベニア(2週間効果の持続するセファロスポリン系注射)がいいですね」と先生。下痢しちゃうな💦でも感染には変えられない。やむなし。

角膜変性症からの角膜潰瘍その①

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↑2021年9月 

 

元々とくに白かった右眼。2年前に引き取って落ち着いた頃、瞳孔を開いて検査した際には核硬化症&年齢なりの白内障と診断された。(今思えばこのときうっ血乳頭はなかったのかなぁ)

 

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↑2023年8月

白かった右眼がさらに白くなり、表面の中央が扁平に。かかりつけさん①から眼軟膏を処方してもらうも犬の必死の抵抗に遭い力不足の飼い主は断念。

 

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↑2023年9月

そうこうしているうちに、ますます黒目は白くなり角膜は凹んできた。伸びてきた血管も目立つ。左眼と比べると明らかに瞬きは多く、ときどきベッドに目を擦りつけている。とうぜん痛いよね⤵️

 

角膜潰瘍で自然寛解の見込みがないなら、痛みの少ないうちに眼瞼縫合を考えたほーがいいかもしれない。

 

ということで、愛犬には申し訳ないけど眼科を受診した。

 

*長くなるので次に続く