↑現在目が痛々しいので先月のお写真
そろそろ緩和ケアに移行すべきか悩ましい💦
脳腫瘍に限っていえばすでに緩和照射を終えているので、名前からも緩和に突入しているといえる。(しかし諦めきれない飼い主は某旧帝大附属病院でヒトの髄膜腫治療に使われる内服薬を使用している。犬のエビデンスはない)
鼻腺癌のほうは、ピンポイントで強い放射線を照射するSRT(定位照射)を昨年実施しているのでもし再増大しても再照射は可能。というかH大の通常のプロトコルだと3ヶ月毎にCTを撮り、再増大すれば再照射する。ウチは年も年だし腎機能も落ちているしーと1クールを終えて離脱。今年春に担当医に確認したところ「再照射できますよ」とのことだった。(しないつもりだけど)
で、現在。
9月に入ってくしゃみ倍増。ごくごく少量の出血らしき跡があり、当然鼻腺がんの再増大を疑う。
問題は治療するか、それとも緩和に徹するか。いずれを選択するにしても現状を確認することから始めるよりない。
ということで、かかりつけ②へ。
かかりつけ②にはCTがあって、以前H大腫瘍外科で研修→外科レジデントをしていた先生に診てもらっている。(たいへんありがたい)
血液検査の結果は予想通り、良好とは言えないものの麻酔がかけられないほどではない。
ただ、先生曰く「くしゃみなら晩発の可能性もあるからー」。
数日前のブログに"晩発障害が出るほど長生きしないだろーしー"とか書いたばかりだったのに、なんてこったい。犬はヒトより年取るのも早い分晩発も早いのかな。いずれにしても腫瘍の再増大よりは晩発のほうがいいか。(障害の内容によるけども)
で、先生「再増大か晩発障害かを精査するにはやっぱりCTを撮るしかない」といいつつ「でも、できることは全てやってるからねぇ…」と積極的ではないご様子。そうですよねぇ…とワタシ。
再増大の場合に検討している電気化学療法は患部にシスプラチン、静注でブレオマイシンを使う。局所とはいえシスプラチンは相当強い抗がん剤。おまけに治療期間は3週間に1回を6クールなんだとか。(よそのHPに書かれてた情報は2回だったんだけど)
だったら分子標的薬(パラディア)のほうがラクかも。
積極的に攻めていける状態じゃないのは間違いないので、次に疑う余地のない鼻血を確認したらそのときはCTを撮るかもーとひとまず病院をあとにした。
結局結論は出せないまま。言うなれば次の鼻血待ち。もう出なきゃいいな。