4月、検査のために北大動物医療センター受診。
北18条門で車を下りて徒歩で向かったんだけど、そーゆー人はあまりいないのかな?とくに案内表示もなく学内の人に道を尋ねながら進む。あそこだ!と行ってみると大学院棟だったり💦到着したのは予約時間の2分前。なんとか間に合った。
受付してから待ち時間はほとんどなく、10分くらいで診察室によばれる。
新人獣医さんから一通り問診を受ける。(前に酪農大に行ったときはいきなり教授だったので今回ちょっと拍子抜け)
「気管虚脱があるので挿管は慎重にお願いします」と念入りにお願いし、犬を預けていったん仕事へ。仕事が終わってから夜にピックアップさせてもらえる段取り。大変大変ありがたい。
一方、小さなことだけど不満もないわけでもない。
問診のときに「検査終了後に連絡いれますか?」と聞かれ、仕事中はほぼ出られないから不要と伝えたにも関わらずスマホに着信アリ。なぜか職場にまで電話が入っていて「いま無事に検査が終わって・・うんぬん・・鼻血も出るけど数日で止まると思います」などなど、電話に出た職場の人にこと細かに伝言された。職場の番号書かなきゃよかったわー。
何より不要と伝えたにも関わらず着信が残っているのを見たら飼い主はドキドキする。何かあったのかと思った。その後"勘弁してほしい"と指導医である担当獣医師にはやんわり伝えた。笑
閑話休題。
肝心の検査の結果はステージⅠの鼻腔内腫瘍。後日、病理の結果も出て腺癌の診断がついた。
腫瘍はかなり小さく初期のため、3日間の定位照射(SRT)を提案される。
以下、担当獣医師の説明を要約すると
・鼻腔内の腫瘍は骨に取り囲まれているので、手術は行わない
・化学療法は副作用があるので、まずは放射線治療(以下RT)一択
・RTで多くの場合は小さくなるが、腫瘍はまた必ず大きくなる(再増大しなかったのは高齢猫の一症例のみ)
・RT後は3ヵ月毎にCTを撮って腫瘍の変化を確認
・RT後に急激に小さくなる腫瘍はその後大きくなるのも早いので、ゆっくり小さくなるのがいい(なぜかはわかっていない。なので、ウチの犬の場合がどうかもやってみないとわからない)
・RT後また大きくなってきたら次の治療を開始する(再びRTか化学療法か)
・化学放射線療法(ケモラジ)はしない。どちらに対しても感受性が低い癌だし、耐性もつきやすい。併用して成績があがることもない。RTに抵抗性が出てきたときの次の手としてケモは残しておいたほうが時間が稼げる
・RT治療後の副作用としては口内炎、脱毛、色の違う毛が生えてくる。そのほか麻酔の副作用で膵炎をおこすことがあるがまれ
・3日間定位照射の費用は約45万円
などなど、ご丁寧にわかりやすくお話しいただいた。
※あくまでウチの犬(チワワ鼻腔内腺癌ステージⅠ)についての話で、全てのがんにあてはまるわけではありません。また、ワタシの誤認識もあるかもしれません。
病理検査のため組織をとった。なかなか鼻血が止まらなかった。(患側は右なのに、左からもポタポタ) 翌日から食欲低下。痛かったんだと思う。
次の記事に続く