sapporo_wanのブログ

愛犬peeさん(キャバリアキングチャールズスパニエル15歳)の日々の記録

ガスだまりに。人も犬も養生で

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デザートに金柑のお裾分け。(消化は良くないので細かく千切ってネタネタにしたヤツ) お顔につけたゴハンのカスはお夜食なんだとか。笑

 

日頃からゲップの多い愛犬。鼻がせり出ているため、歴代の犬達と比較してもゴハンの食べ方がぎこちない。笑 おそらく空気も一緒に飲んでいる。いわゆる呑気症。

ハニどんの背中は我が家にきたときからすでに丸くなっていた。自律神経は脊椎の傍らを下降しているため、背中が丸いと自律神経の働きにも多かれ少なかれ影響がでてくる。それに加えて極度のビビリで怒りんぼさん、とくれば自律神経は乱れっぱなし。緊張しているとお腹は動いてくれないので消化器の調子がいいはずはない。胃酸は逆流しやすく、便の状態がイマイチなこともたびたび。

胃の中に長く食べ物が停滞すればガスが発生する。なおさらゲップがでる。便が整わなければ腸の中にもガスが増える。これは人も犬も同じだね。

そんなわけで、毎回ハニどんのX線はガス像多め。一般的にガスが多い原因としてはタンパク質の取り過ぎなどがあるけど、我が家の場合は該当せず(初期の慢性腎障害で食事はややタンパク質控えめ)。アレルギーも疑わしいものはなし。

人間ならガスピ○ン?ジメチコンって犬も飲めるのかな?笑 程度によるけど病的でなければ、体質や年齢を重ねれば「仕方ないねー」と獣医さんから言われて終わり。しかし少しでもなんとかしたいのが飼い主の心情ってもの。

 

で、こーゆーときに役にたつのが東洋医学

 

東洋医学的にはゲップは曖気(あいき)という。本来下に降りて行くはずの食べ物が逆流しやすい状態にある気逆や胃気上逆でおこる。なんだかイライラしていそうなので肝気鬱結だな。冬から春に向かうこの季節はなおさら肝が不安定になりやすいし。

一番お手軽な食養生としては、気を巡らせてくれる柑橘類をちょっとあげたり匂いを嗅がせるだけでもいい。(人間なら香りのよいハーブティーもお手軽)  あとは基本的に冷たいものは食べさせないし、水もなるべく白湯というかぬるいのを飲んでもらっている。(むしろぬるい方が好んでよく飲む)

漢方は四逆散(しぎゃくさん)と抑肝散(よくかんさん)を状態を見ながら使い分け。痛みや嘔気が強そうなど症状が目立つときは四逆散を使って、逆にウンチの柔らかいときや冷えのあるときは四逆散は使わないようにしている。どちらも行気薬といわれる気を巡らせる柑橘類の生薬が入っている。気滞がある場合に使われる。

鍼は月に1〜2回。行くと背中のこわばりが緩む。効果てきめん。

 

体質や年齢にもよるし、何より病気がある場合は完全に治る!ということはないけれど、より良く過ごすことは大切。これも人も犬も同じこと。いつまで元気でいられるかなぁ、お互い。笑

 

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