sapporo_wanのブログ

愛犬peeさん(キャバリアキングチャールズスパニエル15歳)の日々の記録

次は脳腫瘍。その1(画像検査の結果、対症療法)

さて、愛犬の場合。

鼻腺がんの次の敵は脳底部に大きく広がっている脳腫瘍。おそらく髄膜腫。(「下垂体腫瘍の可能性も否定できない」と言われたけど、多飲多尿気味ではあるものの中心性肥満でも易感染でもないので違うでしょう)

 

担当医からは「20回の標準分割照射適応」を告げられた。

 

に、にじゅっかい💦

 

鼻腺がんの3日間連続照射ですら、開始から5日目には消化器症状が出て食欲廃絶している。

腎臓(CKDステージⅡ)については「この数値なら問題ない」と言われたけれど、大学病院の先生方はシビアだからなぁ。

ウチの犬に20回が問題ないとは到底思えず、その日は「いったん考えます」と病院を後にした。

 

まずは状況を整理してみる。

MRIの画像を見る限り脳浮腫、小脳ヘルニアはないと言われているものの、フラつき、ピクつき、グルグル旋回運動は先週と比較して明らかに悪化。壁にぶつかりそのまま動かないことが多くなった。夜中から明け方まではほぼ毎日5〜6時間歩きまわる。(まるで認知症。疲れ知らず)

 

対症療法としてすでに内服は開始。

・脳脊髄液(CSF)の圧を下げるための浸透圧利尿(グリセリン、イソソルビド)

・CSF産生抑制(オメプラゾール)

そのほか

・発作予防の抗てんかん薬(コンセーブ)

・魔法の薬(ステロイド)を頓服 ※脳浮腫はないはずだけどやっぱりよく効く

 

しかしこんなに飲んでも症状は抑えきれない。ひどい低気圧のときなど、旋回しながら頭から崩れ落ちて倒れるを繰り返すが、内服ではこれ以上できることはない。(病院で静注してもらうくらい)

 

放射線治療については、腫瘍が良性の髄膜腫だと仮定すれば多くの場合境界は明瞭で放射線治療は行いやすく、大学病院のデータを見ても治療成績は良い。

 

これ以上打つ手がないのだから、やるしかないと結論。

 

翌日大学病院へ電話。20回の標準分割照射を依頼した。

 

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あんなに大嫌いだった抱っこで寝てしまうほど具合が悪い。お鼻もボロボロ。つくづく苦労の多い犬生だなぁ