sapporo_wanのブログ

愛犬peeさん(キャバリアキングチャールズスパニエル15歳)の日々の記録

次は脳腫瘍。その6(小脳、麻酔)

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"ウマいゴハンしか食べません症候群"は 飼い主泣かせの後遺症

 

 

最後の放射線治療を目前に、愛犬はかなり順調に回復。

食欲不振、認知症様の症状なども次々と改善していて、左目の眼瞼下垂にいたってはほぼ症状消失。明け方まで延々と続いた疲れ知らずのグルグル旋回も1回目の治療以来みられない。

 

もう少し早く治療できてたらよかったよね。大学病院受診(検査)の前日から放射線治療初日まで間の苦しさは、内服の対処療法ではどうすることもできなかったから。それがたった1回の照射で激変。緩和治療として十分な効果があったと飼い主(おそらく愛犬も)は満足している。(今のところ)

 

相変わらず部屋の中を繰り返し大きく旋回したり、落ち着きがなくなったりはするけど、その行動は我が家にやってきた当初からみられるもの。お腹が痛いらしきときも同じことをするので、これについては腫瘍が原因なのかどうかわからない。

 

一方、明らかな運動失調は気になるところ。

はしゃいで急な回転をしようとするとバランスを崩し倒れそうになる。またじーっと立っているとどんどん後ろ脚のほうに重心が移動して、尻もちをつきそーになる。少しは良くなっている気もするけど、普通はこんな姿勢にはならないもんね。

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↑こんな感じで前脚が伸びきってしまう

 

小脳障害だろうなぁ。脳底部の髄膜腫疑いなので、小脳(大脳の下、脳幹の後ろにある)にはそれ相応のストレスがかかり障害が残ったと推測。治るものじゃないけど、一応次回受診のときに伝えよう。

 

 

さて、飼い主が気になっているオシッコのにおい問題について。(麻酔の件)

 

お世話になっている大学病院で受ける放射線治療の麻酔、ウチの犬の場合は10〜15分程度と聞いている。今更ながら詳細を尋ねると、最初だけ静注でプロポフォール、その後は吸入なんだそう。(おそらくイソフルランかな?これは呼気でほとんどが代謝されるので、肝臓腎臓に影響はほぼないと言われている)

 

検査のときは予定していたCTに加えてMRIも追加で実施していて、おそらく1時間近くは麻酔下におかれている。造影剤も使っているので案の定、帰宅後からすごーく臭いオシッコが出て翌朝まで続いた。

 

1回目の放射線治療後も、検査のときほどではないけど当日はやっぱり臭いオシッコ。このとき、プロポフォール(肝臓で代謝→尿で排出)は導入時のみ。

 

そして2回目、3回目も処置は1回目と同様。しかしオシッコは全然臭くない。。。

 

結局謎のまま。4回目はどうかなぁ。