sapporo_wanのブログ

愛犬peeさん(キャバリアキングチャールズスパニエル15歳)の日々の記録

次は脳腫瘍。その7(治療終了)

全4回の放射線治療(緩和)終了。愛犬、脳腫瘍(髄膜腫疑い)によると思われる症状はほぼ消失して調子は良い。一方、飼い主はやや意気消沈。。。

 

4回目も放射線治療終了後、お迎えに。そこで1ヶ月ぶりに会った指導教員の先生から「すごく良くなりましたねー!こちらでの治療はこれで終了です。あとは内服で対処していただくことになりますので、かかりつけさんで相談してください。お会計はうんぬん…」

と告げられる。

 

最初はよく意味がわからなかったんだけど、要は緩和照射に二度はなくて、再び大きくなってもあとは内服で対処するしかないということらしい。

 

"それは初耳…"と戸惑いながらも、話を終わらせようとする先生に、じゃあどのくらいのタイミングで再増大する可能性が高いのかを尋ねると

「早いコで2〜3ヶ月でまた大きくなりますねー」

と言われ、目が点。

 

これは治療を終えてから聞く内容なのか?動物医療のインフォームドコンセントはどーなってるんだ?と心の声。笑

 

放射線治療を受けるという返事を電話でしてしまったことがそもそも間違いだったのかもしれない。(とはいえ検査終了後、老犬に20回照射をするか否かを即決するのは無理) 治療開始後、指導教員の先生が出てきたのは今回が初で、再び大きくなるスピードについて話したのも研修医の先生とだけだし。これは全くもって寝耳に水。

 

ウチの場合は事前に聞いていたとしても緩和を選んだと思うので結果に影響はないけれど、このやり取りは正直ちょっとがっかりだなぁ。こーゆー取り返しのつかないことは事前に伝えてもらわないと。

結果は同じでも、"退路"をこちらから断つのと、あちらから完全に断たれるのとではまるで違う。でもその辺の感情論に付き合っているヒマはないのね。そこは臨床と研究ですり合わせが難しいところなのかもしれない。

 

(ということで、もし放射線治療を検討されている飼い主さんがいらしたら、現在の状態・治療方法などだけでなく、再発時の対応なども確認された上でご判断されるのがよいかと思いました)

 

こう書くと苦情みたいだけど、実際先生方には本当によくしていただいて感謝している。なにより北大が市内にあるおかげで、ウチの家族は再び日常を取り戻すことができたんだから。もし2ヶ月後に再び大きくなったとしても、それまでの2ヶ月をもらえるなら悔いはない。

 

残された問題は、全身状態を見ながら対処していくしかないんだなぁ。それは脳腫瘍だろうと鼻腺がんだろうといつどんなときも同じ。よし、もう少しがんばろう。

 

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↑気温が低いうちにちょっとだけお散歩。左目が小さいのは眩しいせい(紛らわしい) 目ヤニは帰宅後とりました。笑