sapporo_wanのブログ

愛犬peeさん(キャバリアキングチャールズスパニエル15歳)の日々の記録

お別れ

朝から留置に注射液が入っていかない。角度を変えても何してもダメ。仕方なくかかりつけへ電話して、受診時間を早めてもらう。

とうとう後ろ脚に留置かーと思っていたら、先生右前脚の内側(人でいうと正中皮静脈)からとった。前脚は橈側の皮静脈だけじゃなかったのね。ありがたいー。この時点では、また寿命がのびた気がした。

しかし、昨日あたりからまた一段と嚥下がうまくいかない。どんなに少しずつシリンジでいれても口の中に大半がたまって、なくなるまでに随分と時間がかかるし、あっという間に疲れて動きが悪くなる。飲んだあとには呼吸とともに小さな咳とぐじゅぐじゅと音がして絡んでいる様子。食べられなくなったときは安楽死も考えないとと思っていただけに、覚悟させられた。

そもそもこれほど全身が脱力状態で全く力が入らないし異常呼吸も出ているのに、嚥下の機能だけ残存しているわけがない。3日前からはウンチも自動では出てこなくなったし、オシッコもヒーヒー言っている最中に気づけば出ていることを考えるとおそらく力めなくて苦しいんだろうなぁ。とにかく生きるための力がガタ落ち。

この状況で輸液を入れて栄養を取り続けることは得策ではないと思ったので、担当医とも輸液は使わないでおこうーと話した。

飲めないと思いたくなかったし、動物である以上は飲めなければ終わり。なので、次また水を欲しがったときは飲ませようと決めていた。流動食は喉の通りをよくするために薄めて口にいれた。

でも、うまく飲み込むことができず最後は呼吸ができなくなってしまった。

飲ませなければもう少し生きられたかもしれない。後悔は尽きないけど、飲ませた場合と飲ませなかった場合の差はどれだけだっただろう?自力で立つどころか首を動かすことすらできず、苦しいままでただ生かされることは望んでいなかったよね。

 

7月18日 17時05分 お別れ

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旅立つ15分前のお写真。眠るようには逝けなかったけれど、お家で家族で見守ることができました。心臓の鼓動は最後までしっかりしていた。頑張ったね、peeさん。