sapporo_wanのブログ

愛犬peeさん(キャバリアキングチャールズスパニエル15歳)の日々の記録

血管肉腫のクラファン

もう5年以上前かなぁ、友人の犬が「血管肉腫かもしれない」と告げられたことがあって。血管肉腫は悪性度が高くて見つかったときにはすでに転移していることが多く、当時も成す術がないと言われていた。

結局の友人のところは違う病気だったんだけど、治療法が全くないなんてやりきれないと思ったのを覚えている。

 

で、最近。

未だに成す術がないってことを知った。

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https://readyfor.jp/projects/hsa

12月26日午後11時まで→終了しています

 

我が家のハニどん(鼻腺癌ステージⅠ)がお世話になった北海道大学の先生たちがreadyforで研究資金を募っていらっしゃる。

直接お世話になった先生も関わっているので、お礼を兼ねて研究支援。ポチってみた。

 

ちなみに人間の血管肉腫は年間50人くらいなんだとか。患者数が少ない疾患は当然研究費もつきにくい。やはり標準治療は確立されていない。

(以下引用)

日本人では、1年間に50人くらいがこの病気にかかると推定されています。血管肉腫は進行が早く、日本では以前に5年生存率は9%という報告がありました。しかも患者さんが非常に少ない病気のため、標準的な治療が確立されておらず、医療施設ごとに治療方針が異なっているのが現状です。

(引用おわり)

引用元)

がん研有明病院 皮膚腫瘍科・皮膚科 血管肉腫

https://www.jfcr.or.jp/hospital/department/clinic/disease/dermatological/contents5.html

 

うちのハニどんが受けた放射線治療は施設設備次第。治療が受けられるかどうかは限定されてしまうけど、薬を使った治療ならいろんな病院で可能になるかもしれない。

 

何より、いい基礎研究ができれば結果的には動物実験が減らせるかもしれない。

 

今日の医療の発展に動物実験は欠かせないし、多大な貢献をしてきたにも関わらず、動物のこととなると日本はさっぱり予算がつかない。クラファンはこういうとき役に立つなぁ。

 

ちなみに青島先生も大学内で保護した猫さんと暮らしているんだそう。メッセージをいただいて、動物実験が少しでも減らせるよう考えて取り組んでいらっしゃることもわかった。

 

動物実験においても動物の5R(動物の5つの自由)が守られるのは当然のことだけど、せめて少しでも動物のことを考えてくれている人に扱ってもらいたいと思う。

 

同じ獣医でも麻布大のねつ造准教授の件はホントお話になりませんけどね。(科研費受け続けて頭おかしくなっちゃったんだな。何のための研究なんだろ。怒)

 

参考)

埼玉県 動物の5つの自由(The Five Freedoms for Animal)

https://www.pref.saitama.lg.jp/b0716/fivefreedoms.html

 

麻布大学 研究活動上の不正行為に関する調査結果について

https://www.azabu-u.ac.jp/important/2022/1124_40217.html

 

 

 

術後メモ

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↑記事とは無関係なお写真

注:記事中に少々お見苦しいもの(内出血)が登場します。傷とか苦手な方はご注意を。

 

足の腫れはオペ後3日目から少しずつ引き始め、1週間後には軽く走れるまで回復。でもお腹の左側はまだ少し赤くて、ぽってり腫膨らんでいる。

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↑術後5日目。愛犬がお腹を出して暴れている隙に激写

やや気になるのはお腹の調子。食欲はあるけどいつもよりゲップが多くて、ウンチも柔らかい。背中はカチカチ。抗生剤(セファクリア)と痛み止め(オンシオール)のせいだと思うけど、痛みのストレスもあるし、多少胆のう炎の進行もあるかもしれないし。

何より、痛みのストレスはナリを潜めている腫瘍にも悪い影響を及ぼしかねない。取り除ける不調は早めに取り除くに限る。ちょうど術後1週間の日、痛みも大分引いたようなので鍼治療+オゾン注腸へ。

これが効果てきめん。月曜は全力疾走&食欲モリモリ。ゲップもやや減った。

本日抜糸予定。

 

 

 

 

CT、スケーリング、鼠径ヘルニア整復

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↑調子の悪さを示しているカピカピのお鼻。東洋医学的には消化器の状態を表す

 

愛犬ハニどんは推定11歳のおばあワン。どうせ麻酔をかけるならーと肝臓の検査をお願いしたら、先生のほうからは鼠径ヘルニアの整復を提案された。念のため塞いでおくに越したことはないかー。

結局、スケーリングと鼻の腫瘍を見るためのCTに加えて、鼠径ヘルニアの整復と肝臓の検査となった。(ずいぶん増えた笑)

 

腫瘍については前ブログ記事の通りで現在消失。引き続き経過観察。

 

下記、腫瘍以外のメモ。

鼠径ヘルニア: 片側だと思っていたんだけど、CTで確認したところ両側だった。正中から切開。10日後抜糸予定。

スケーリング: 特に問題なく抜歯なし。お口の臭いも消えた。(毎回感動する。笑)

肝臓&胆のう: CT。肝臓はところどころモヤついている。胆のうは石灰化もあるけどやっぱり胆のう炎があった。γGTPやALP、ALTなどが高いのもこのせい。次にオペすることになるのはコレかもしれないなぁ。

 

 

その日のうちに退院したけど、精神的に不安定な愛犬にとって開腹はダメージが大きすぎたらしい。

いくらなんでもそろそろ寝るだろう、寝るだろうと様子を見るも、ついにはサークル内でウロウロしたまま朝を迎えた。立ったまま眠りかけて倒れそうになることたびたび。鎮静剤お願いすればよかったよ。大失敗。

 

明け方5時にようやく食べたオヤツでオンシオール内服。結局ドームベッドに潜ったのは朝7時。帰宅してから12時間歩き続けたことになる。案の定、翌日には下肢が浮腫でパンパンになり、太ももは触るだけで痛みで腰を抜かす始末。しつこいけどホント大失敗。

 

【ご参考】

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がんが消えました

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↑口の横の食べカスは取らせない主義

 

鼻腔内腺癌ステージⅠの診断を受け、今年5月に北大で3日間の放射線治療(定位照射)を受けた愛犬。関係者の新型コロナウイルス感染症の影響を乗り越え、本日かかりつけでスケーリングとついでにCTで鼻の経過チェック。

 

夜のお迎え時。CT画像を見ながら先生から言われたのはなんと

「鼻のがんがすっかり消えている」。

 

今年5月の放射線治療の際、北大の先生からは繰り返し「ゆっくり小さくなって、ゆっくり大きくなるのがいい。急に小さくなるのはまた急に大きくなるから」と言われ続けていた。なので、「これってこのあと急に大きくなるパターンですか?」と尋ねたが、そういうことでもないらしい。

 

北大の先生の言う"早いやつ"というのは概ね3ヶ月くらいで小さくなって、その後3ヶ月くらいで大きくなるやつのこと。ウチの場合は現在6ヶ月経過したところ。もしその"早いやつ"ならすでに再び大きくなるサイクルに入っているはず、とかかりつけの先生からは説明を受けた。

 

要は、最悪な"早いやつ"ではないということ。いま手放しで喜んでいいかどうかまではわからない。

 

飼い主のカンでしかないし、まだまだ予断を許さないけど、たぶんハニどんは大丈夫な気がしている。

くしゃみは相変わらずなんだけど、最近になって舌の色はかなり改善している。前は薄紫っぽいいかにも瘀血(おけつ)の舌だったのがいまは淡紅舌。カラダの冷えもとれているし、少なくとも東洋医学的には悪くないから。

 

次のCTのタイミングはちょっと難しいところ、と言われたので、くしゃみがひどくなって鼻血が出たらそのときに考える旨を伝えた。早めに再増大見つけたとしても二回目の放射線は1回目より期待できないことはわかっているし、シニアだけにほかにも懸念されることもある。再発してもおそらく放射線はしないかな。

 

続きは後日。

 

やっぱりコロナで中止

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秋の散歩は厚着でgo

 

"普段から行いのいい犬は飼い主が感染しても予定は変わらない〜"と先日ブログに書いたけど、結局今週末のCTとスケーリングは新型コロナウイルスによって中止になった。笑

なんと今度は先生が感染。新規感染者が1万人前後(北海道)ってこーゆーことなのね。動物病院大変だなぁ。まさかとは思っていたけどこればかりはどうしようもない💦

予定のなくなった昨日、愛犬は鍼治療とオゾン注腸でリフレッシュ。今日は一日家で様子をみる予定にしていたけどその必要もなくなってしまった。さてどうしようか。

飼い主は呑気に"抗体あるからしばらく無敵〜"と思っていたけど、そうは問屋が卸さないらしい。札幌はすでにBQ.1.1がお目見えした模様。

そんなコロナウイルスに僅かでも抵抗すべく、ヴィックスメディケイテッドドロップ(三角のやつ)をまとめ買いしてみる。

某歯磨き粉にも入っている殺菌成分CPC(セチルピリジニウム塩化物水和物)がコロナウイルスエンベロープ(ウイルスの膜)を破壊してくれるという研究結果が、大正製薬と北大からも報告されている。いずれもin vitro(試験管の実験)の結果だけど、のど飴ならお手軽だし何もしないより良い。さっそく周囲にもおススメしてみた。Twitterとかで話題になっていたけど意外と知られていないみたいなので、よろしければどうぞ。

 

大正製薬 CPC(セチルピリジニウム塩化物水和物)の新型コロナウイルス変異株不活化作用を確認

https://www.taisho.co.jp/company/news/2022/20220805001069.html

北海道大学 CPCのSARS-CoV-2に対する抑制効果を解明~CPC含有口腔製剤による新型コロナウイルス感染制御に期待~(歯学研究院 教授 樋田京子)

https://www.hokudai.ac.jp/news/2022/08/cpcsars-cov-2cpc.html

術前検査

 

飼い主の新型コロナ感染はタイミングよく愛犬のシャンプーや通院には一切影響なし。普段から行いのいい犬はツイている。笑

 

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トリミングサロンの撮影で頑張る愛犬。

 

週末の動物病院受診では翌週に控えた歯科処置とCTのためのレントゲン&血液検査。オペではないけど麻酔をかけるのでいわゆる術前検査というやつ。

心肥大や肺の異常はなし。気管虚脱は変わらず。麻酔は問題なくかけられる。

しかし血液検査の結果はちょっと残念。半年前と比較すると数値が上がっている。年も取っているし、放射線全身麻酔のダメージもあるので仕方ないといえば仕方ないけどがっかり。

BUN 42.6 (38.6)mg/do

ALT 177 (102)U/l

ALP 584 (877)U/l

※(  )は半年前

 

おまけに、病院の翌日からちょっと元気がない。レントゲンで側臥位にされた際に抵抗しまくった挙句、脱糞したと先生からは報告をうけている💦ストレスかなぁと思う一方、肝臓の数値が上昇していることとも関係がありそうでなんだか嫌な予感。(ハニどん胆のうが石灰化している)

せっかく麻酔かけるんだし、この際腹部エコーも相談してみようかな。

しかし、ありがたいことに未だクレアチニン値は基準範囲内でなんとか踏みとどまっている。時間の問題だろうけど腎臓がんばれー。

 

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メンテナンス中

熱は4日で引いた。療養期間がとっくに終わった今も咳はとれない。鼻水は大分落ち着いたけど味覚と嗅覚も鈍いまま。神経がやられたなら長くなりそう。しばらくはちょっと不自由が続くかな。

とはいえ、療養中も喉の痛みは食事がとれないほどではなかったし、トータルで考えるとむしろ2回目のワクチン副反応のほうが辛かったかも。笑 このあとどんな後遺症がやってくるかわからないのでまだまだ油断はできないけど、食事と睡眠が取れていればだいたい順調に回復するはず。あせらずいこう。

まずは感染でダメージを受けた喉と神経をメンテナンス。

神経にはビタミンB 12。さすがに魚を買いには行けなかったので海苔で補う。海苔って便利。備蓄可能な上そのままでも食べられるし。

粘膜にはなんといってもβカロテン。この時期我が家はカボチャを欠かさないので、発症してからも毎日食べていた。また、にんじんは必ず油と一緒に。ふるさと納税のみかんも準備していたかのようにちょうど届いた。食べすぎそうだなぁ。柑皮症(手のひらがオレンジになるやつ)に注意しよう。笑

我が家のチワワさんも鼻の粘膜がやられているので毎日にんじんを少量すり潰して食べている。1滴エゴマ油を垂らすから、きっと油が美味しいんだろーなー。よろこんで食べてくれる。

 

飼い主の社会復帰訓練のため散歩は少し長めにお付き合いいただく。

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ωがたまらない笑